ニホンイシガメ

一昨日、いつもの散歩コースでニホンイシガメ※と思われるカメさんに出逢いました。(ニホンイシガメとクサガメとの交雑種ウンキュウである可能性もあります)→6/2追記:先日、琵琶湖博物館を訪れた際、この写真を水族の専門学芸員の方に見ていただいたところ、この個体は交雑のないニホンイシガメで、長寿のメスであろう、というお話でした。

新名神の高架下から諏訪ケ原公園に続く緩い上り坂の側溝(用水路)の縁の上にいました。甲羅干しをしているようにも見えましたが、どうやってここに登ったのか不思議でもあります。口元には食べた草がはみ出していて、特徴的な黒い瞳が可愛いです。

ニホンイシガメは世界で日本にしかいない日本固有種で、主として本州、四国、九州に分布していますが、近年その数が激減しており、環境省レッドリストでは準絶滅危惧種に、京都府版では要注目種にそれぞれ指定されています。二、三十年前にはこの一帯で普通に見られて珍しくもなかったでしょうが、環境変化、アライグマによる捕食、外来種の勢力拡大などにより数が減っているようで、実際、よく見かけるのは外来種のアカミミガメです。

先週、このすぐ近くでタヌキとも遭遇しました。開発が続く中でも昔ながらの野生動物が生き残るこの大住の里山はほんとうに貴重な存在です。

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